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頭皮に良い正しいシャンプーの仕方

更新日:2017.05.31
公開日:2014.02.27
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この記事の監修者
大井町皮フ科形成外科 院長 千代倉友博

シャンプーは髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うものです。お湯の温度や洗い方、すすぎ、ドライヤーの使い方など、正しいシャンプーの仕方をお教えします。

毎日シャンプーするべきではない?

シャンプー

頭は毎日洗うべきではない、という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。確かに髪の毛の汚れはお湯だけでも落ちてしまうのですが、頭皮の汚れはそうはいきません。

反対に、1日2回以上の洗髪は洗いすぎです。最低限、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうと返って頭皮トラブルの原因になります。

熱すぎるお湯は厳禁

シャンプーをする時、40℃以上の熱いお湯は頭皮によくありません。
お湯が熱すぎると頭皮に負担を与えてしまったり、必要な皮脂を落としてしまったりします。熱いお湯が好きな方もいらっしゃるでしょうが、シャンプーの時は38℃くらいのお湯で流すようにしてください。

まずは素洗い

シャンプーをつける前に、まずはお湯だけで頭皮と髪を流します。この段階で髪の毛についた汚れはほとんど落ちてしまいます。シャンプーは、残りの髪の毛の汚れと頭皮の汚れをキレイにする、というイメージで行いましょう。

シャンプーは軽く泡立ててから

シャンプーを直接地肌につけると地肌への刺激が強すぎてかぶれの原因になったり、すすぎで十分に落とせず洗い残しになってしまいます。まずはシャンプーを手に取って軽く泡立ててから使いましょう。

爪を立ててはいけません

前述の通り、髪の毛の汚れはお湯で流した時点でほとんど落ちています。シャンプーは髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うものです。指の腹を使い頭皮マッサージしながら洗ってください。

頭皮にかゆみがある場合など、つい力を入れすぎたりしまったり爪を立てたりしてしまうこともあるかもしれませんが、これはご法度。頭皮に傷がつくと、かぶれたり後々の抜け毛の原因にもなります。指の指紋の中心辺りを使い、丁寧に洗いましょう。

しっかり流し、しっかり乾かす

シャンプーで洗い終わったら、しっかりすすぎます。シャンプーが頭皮に残ってしまうと頭皮を刺激し、トラブルの原因になります。シャンプーのぬめりが取れたからOKではなく、3分から5分はすすぐようにしてください。

また、シャンプー後はしっかり髪の毛を乾かすようにしてください。髪の毛を濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖し頭皮が不衛生な状態になってしまいます。タオルで十分に水分を拭き取り、ドライヤーを使いましょう。

ドライヤーは髪に近づけすぎないよう10cm以上は離した状態で、同じ部分に2秒以上当てないようにしましょう。頭皮も髪の毛も熱に弱いです。最初は面倒かもしれませんが、正しいシャンプーの仕方を身につけましょう。

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