泡立たないからといって2度洗いは禁止
シャンプーが泡立たないことを理由に頻繁に2度洗いをしている人もいるでしょう。けれども、2度洗いは頭皮に必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮トラブルの原因となります。シャンプーが泡立たないのには理由があるので、その原因を知って対処しましょう。
髪の毛が脂や整髪料で汚れている
毎日の生活で知らず知らずのうちに髪の毛には汚れやホコリがついてしまいます。また、何日も髪の毛を洗わずにいれば、頭皮が皮脂でギトギトになります。その他、男性に多いのがワックスなどの整髪料が原因で泡立ちが悪くなっている状況です。こうした汚れや皮脂によってシャンプーの泡立ちは悪くなります。
シャンプーの特性によるもの
通常のシャンプーは、頭皮を洗いやすいよう、髪の毛に付けた時に泡立ちが豊かになるよう開発されています。基本的にシャンプーが泡立たない時は、汚れや整髪料が原因と考えてよいのですが、「アミノ酸シャンプー」や「石けんシャンプー」の場合は泡立ちにくいことがあります。
アミノ酸シャンプーについて
アミノ酸シャンプーは、界面活性剤にアミノ酸を使用しており、頭皮への刺激が少ない分、洗浄力もやや弱くなっています。そのため、アミノ酸シャンプーは、通常使いから2度洗いをしても負担にはなりにくいですが、製品によって洗浄力は変わるので、洗い過ぎないように注意しましょう。
石けんシャンプーについて
初めて石けんシャンプーを使う際には泡立ちが悪いことがあります。固形タイプの場合は、頭皮に軽くすり込むようにすると泡立ちやすいです。液体タイプの場合は手のひらにとってから、お湯で少し薄めると泡立ちやすくなるのでおすすめです。
フケに効くシャンプーについて
頭皮に問題があるとフケが出ることがあります。その場合には、『フケに効くシャンプー』も合わせてご覧ください。
洗い方が間違っている
洗い方が間違っていることにより、泡立ちにくい現象が生じることもあります。
汚れホコリを落とすなら水洗いをする
シャンプーをつける前にしっかりと水洗いしましょう。この工程は疎かにされがちですが、髪の毛についたホコリなどの汚れは、水洗いでほとんど落とせます。これによって泡立ちやすくなるはずです。
整髪料を使っているなら2度洗いをする
整髪料に使用されている油は、2度洗いが必要になる場合もあります。1回目の洗髪は、整髪料を落とすようなイメージで軽く髪を洗いましょう。2回目は通常通り、頭皮からしっかりと洗うようにします。1回目から頭皮もしっかり洗ってしまうと、皮脂をとり過ぎてしまいますので注意しましょう。
泡立たない原因は3つある
シャンプーが泡立たない原因には「汚れ」「シャンプー」「洗い方」のいずれかが悪いのかもしれません。もし、シャンプーが泡立たないと気になっているのであれば、これらに原因がないかを確認してみるといいかもしれません。