いぼってなに?
いぼとは、皮膚にできる出来物のうち、小型のドーム状に盛り上がった腫瘍(しゅよう)のこと。いぼには、様々な種類があり、それぞれで経過や治療法が異なります。
いぼはウイルスが原因
実はこのいぼ、ウイルスに感染にすることによりできるもの。いぼの原因となるのは「ヒトパピローマウイルス」、または、「ヒト乳頭腫ウイルス」と呼ばれるウイルスで、基本的に接触感染(皮膚同士の接触や、電車の手すりやドアノブなどの間接接触により感染する感染経路)で感染します。
健康な人ならば、体の免疫効果でウイルスは排除され、いぼができたとしても一過性のもので、時間が経てば治ります。
しかし、理由は様々ですが、いぼがなかなか治らない場合は、どんどんいぼが増えていくばかりか、他の人にウイルスを移してしまうことにもなりかねません。
その上、ヒトパピローマウイルスは免疫記憶が形成されません。人間は一度悪いウイルスに感染すると、体がそのウイルスのことを覚えていて、次にまた感染した時にすばやく察知して即座に退治してくれます。
例えば、一度インフルエンザに感染するとその年は二度と感染しない、などはこの「免疫記憶」という働きのおかげなのです。
この免疫記憶が形成されないということは、免疫系が弱っている限り何度でも同じ病気にかかってしまうということ。なかなか治らない場合はしっかり対処法を練り、完治させる必要があります。
原因を断つのは困難
上記の通り、ヒトパピローマウイルスは接触感染により感染します。皮膚同士の接触ならまだしも、電車の手すりやドアノブなど、普通の生活でどうしても触ってしまうものはどうしようもありません。
「いぼの治療法」で詳しく説明しますが、いぼを自分で治そうとするのは逆にいぼを広げてしまう原因にもなります。しっかりと正しい治療法を知り、治していくように努めましょう。
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