魚の目(ウオノメ)ってどんなもの?
足の指が部分的に硬くなり、歩くときに痛みを感じるようなら、「魚の目」の可能性があります。魚の目とは、皮膚の表面を覆う角質が硬く厚くなったもののこと。その名の通り、中心に目のような硬い芯ができ、その部分が歩くときに圧迫されると、激しい痛みを感じます。
魚の目ができるのは、皮膚の防衛反応によるものです。足の形に合わない靴を履いていると、特定の部分がいつも靴の内側に当たり、歩くたびに摩擦を受けます。すると角質は、その部分を厚く硬く覆うことで、圧迫や摩擦などの刺激から、皮膚の内部を守ろうとするのです。
同じように、防御反応によって角質が厚くなる皮膚トラブルに、「タコ」があり、こちらは、外側に盛り上がっていきます。しかし魚の目の場合は、皮膚の内側に向かって、くさび形の芯のように分厚くなっていくので、神経が圧迫されて、痛みを感じるのが特徴です。
魚の目の対処法
魚の目は、放っておいて、自然に治るということがありません。圧迫や摩擦を繰り返し加え続けると、角質の層がどんどん厚く、芯が皮膚の奥深くに伸びていくので、痛みも増していきます。症状が軽く、まだ痛みもほとんどないようなら、患部に魚の目用の保護パッドを貼っておくと良いでしょう。そうすることで、圧迫や摩擦が防がれ、少しずつ症状が治まっていきます。しかし、すでに痛みを感じているような場合は、芯を取り除く必要があります。セルフケアで芯の除去する場合は、「サルチル酸」入りの市販薬を患部に数日貼り、角質をやわらかくしてから行うのが良いでしょう。
いぼと間違えないように注意
注意しなくてならないのが、魚の目と間違えやすい皮膚トラブルに、「いぼ」があることです。足の裏や指にできるいぼは、ウイルスの感染によって起こる「ウイルス性疣贅(ゆうぜい)」なので、魚の目だと思って削ったりすると、ウイルスが拡がってしまいます。ウイルス性疣贅は、茶色の粒上に表面がボコボコしているのが特徴ですが、いぼか魚の目か判断ができない場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。
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