胃と口臭の関係
胃からくる口臭の原因は2通りあります。胃は食道を通して口とつながっているため、胃の調子が悪いと胃から直接臭いが口の方に上がってきて口臭となることが想像できますがそれだけではありません。
ここでは胃からくる口臭の原因と改善方法を見ていきましょう。
胃の消化能力が弱まっている
こちらが胃からくる口臭の主な原因となります。この場合、胃から臭いが直接口に上がってくるわけではありません。
胃の調子が悪かったり、胃炎や胃潰瘍などの疾患があると食べ物が十分に消化されず、胃の中で異常発酵してしまい、アンモニアなど悪臭を放つガスが発生します。そのガスが血液により肺に運ばれた結果、口から吐き出され口臭となるのです。
胃炎や胃潰瘍などが原因の場合は早めに内科医を受診しましょう。そういった疾患ではなく胃の調子が悪くなるのは、ストレスや食生活の乱れ・飲酒・喫煙などが原因です。
ストレスや飲酒・喫煙など胃の調子が悪くなる原因を排除するのはもちろん、早く改善するためには胃の調子を整えることが重要。そして、胃の調子を整えるにはやはり食事の食材選びがキーになります。
胃の調子を整える食べ物として、野菜と果物が上げられます。野菜や果物に含まれるビタミンCは胃酸によって胃が荒れるのを防いでくれる作用があります。また、食物繊維を多く含む大豆やごぼう・海藻類などを積極的に摂取し、胃の消化を助けるのも非常に効果的です。
また、肉や揚げ物などの脂っこい食事は消化に時間がかかるため、胃に負担がかかります。胃の調子が悪い時は野菜や果物中心の食生活に切り替え、普段からもバランスの取れた食生活を目指しましょう。
胃と口の間の弁の力が弱まっている
胃と口は弁によって塞がれているため、通常は逆立ちをしたとしても食べたものが逆流することもありませんし、臭いが直接口の方に上がってくることもありません。しかし、この弁の力が弱まると、胃酸や胃の中の臭いが口の方へ逆流してしまうことになります。
この弁の力が弱まる要因として「逆流性食道炎」が上げられます。ストレスや暴飲暴食・喫煙・飲酒などが原因の病気で、治療には内科医の検診が必要です。逆流性食道炎の主症状は胸焼けや胸の痛みですので、口臭はあくまで随伴症状とも言えるでしょう。
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