カミソリ負けはなぜ起こるのか
カミソリ負けの原因は様々ありますが、代表的なものとしては以下の3通りです。
1.カミソリの使い方が間違っている
2.肌のコンディションが悪い
3.カミソリの切れ味が悪い、清潔でない
これらの原因を回避することができれば、カミソリ負けすることはないでしょう。それぞれの原因別に、その対策を説明していきます。
正しいカミソリの使い方
人間の毛は、乾燥しているととても硬く、とくに髭は、同じ太さの銅線と同じ硬さをしていると言われています。水やシェービングフォームなどをつけることなく、カミソリを使うと、確実にカミソリ負けを起こします。毛は水分を含むと柔らかく、切断しやすくなりますので、カミソリを使う前に必ず十分な水分を含ませましょう。
また、カミソリを使う時は、毛の生えている方向に沿ってカミソリを動かす「順剃り」で剃りましょう。毛の生えている方向に逆らってカミソリを動かす「逆剃り」は肌への負担が大きく、カミソリ負けしやすくなります。順剃りを行った後に、剃り残しが気になる部分のみ、逆剃りを行うようにしましょう。
肌が弱い方は、逆剃りをしないようにすれば、カミソリ負けはほとんど起きなくなります。どうしても剃り残しは気になってしまいますが、カミソリ負けを防ぐためには諦めも肝心です。
肌のコンディションを整える
肌が乾燥していたり、荒れていたりすると、カミソリを使った時に肌が傷つきやすくなり、カミソリ負けが起こりやすくなります。普段のスキンケアや正しい生活習慣をしっかりと意識して、肌のコンディションを整えておくこともカミソリ負け対策のポイントです。
また、1日活動して疲れた夜よりも、しっかりと睡眠を取った朝の方が肌のコンディションがいいので、毛を剃るのも朝に行った方が、カミソリ負けを起こしにくくなります。
朝剃る時も、起きてすぐは肌がむくんでいますので、起きてから15〜20分経ってから剃るようにしましょう。どうしても夜に剃らなければならない時は、剃る前にお風呂にしっかり浸かって肌に水分を与え、マッサージをして疲れを取ってから剃るようにすれば、ある程度は改善されるでしょう。
新しく、清潔なカミソリを使う
カミソリ負けは、カミソリで髭を剃ることでできる皮膚の細かな傷から、雑菌が入り込むことにより起こる炎症です。カミソリの切れ味と清潔さは、カミソリ負けするかどうかの重要な要素になります。
カミソリを使った後は、肌の皮脂汚れがカミソリについていますので、石鹸を使ってしっかり洗うようにします。その後、清潔で乾燥した場所で保管しましょう。
カミソリの替え刃の交換時期は、大体1〜2週間程度と表記されていることが多いようですが、カミソリの刃先は非常に精巧なつくりになっており、硬い毛を剃っているとすぐに切れ味が悪くなります。カミソリ負けが気になる場合は、最低1週間で交換するようにするとよいでしょう。
髭を剃る前にできる対策については、コチラをご覧ください。