元気な髪は元気な体に生える
髪は体の一部です。そのため、健康を損なうと皮膚や内臓に影響がでるように、髪にも影響がでるのはあたりまえのことです。まずは、健康な髪を保つために気をつけたい生活習慣のポイントを、しっかり押さえましょう。
・食生活
体に必要な栄養素が不足すると、優先順位の低い髪には栄養が行きわたらなくなります。
・睡眠不足
髪は夜に成長するため、睡眠不足は毛髪が太く長くなるのを妨げます。
・ストレス
頭皮の血行を悪くする原因になります。
・飲酒
肝臓が弱ると、髪の主成分であるタンパク質が生成されにくくなります。
・朝シャン
朝は毛穴が開いているため、すすぎきれなかったシャンプー成分により毛根がダメージを受けやすくなっています。
・喫煙
頭皮の血行を悪くする原因になります。
・運動不足
筋肉量の低下により血行不良が起こりやすくなります。
ライフスタイルを見直し、毛髪のためによくない習慣は改善するよう心がけましょう。健康的な生活を送れば、自ずと髪の健康も維持されます。
薄毛は遺伝のせいだけではない
薄毛は遺伝だからしょうがないと諦める方もいるようですが、それは大きなまちがいです。薄毛の原因は遺伝だけではありません。遺伝による薄毛(AGA:男性型脱毛症)でない場合は、その原因を取り除けば改善の余地があるというわけです。また、たとえ薄毛になりやすい体質を受け継いだとしても、進行を遅らせることは可能です。
遺伝による薄毛「AGA」の詳細については、『男性ホルモンが薄毛を引き起こすメカニズム』をご覧ください。
薄毛の進行には個人差がありますが、生活習慣も薄毛の進行を左右する大きな原因になります。不規則な生活習慣による劣悪な頭皮環境がAGAに重なると、薄毛の進行はさらに加速すると言えます。そうならないためにも、生活習慣を整え、きれいな頭皮を維持することが大切なのです。
また、環境が劣悪なままでは、育毛剤やサプリメントなどの薄毛対策を行なっても思うような効果を得ることは難しいでしょう。健康な頭皮と毛髪を維持するためには、生活習慣に気を配り頭皮の環境を整えることが何よりも大切なことなのです。