ワックスは薄毛の天敵?
整髪料は髪のスタイリングに欠かせないため、ほぼ毎日使用しているという人も少なくないと思います。しかし、これは頭皮や毛髪に大きなダメージをもたらしてしまうものなのです。
ほとんどの整髪料には、界面活性剤という成分が配合されています。この界面活性剤は髪の毛をつくるタンパク質を奪うため、毛髪が細くなる原因となります。
また、整髪料を使うとゴミやホコリが付着しやすくなるため、不純物が地肌にくっついて毛穴が塞がれてしまいます。毛穴が塞がれると皮脂が内部に溜まって髪に栄養が行き渡りにくくなってしまうのです。
さらに、整髪料をつけると、これを洗い流すために頭皮を洗いすぎてしまう場合があります。洗いすぎは必要な脂分まで奪ってしまう可能性があるため、髪のためによくありません。
整髪料を使用する際の注意点
髪へのダメージが大きい整髪料は使わないに越したことはありませんが、ヘアスタイルによっては使わなければならないこともあるかと思います。そのような時はどうしたらいいのでしょうか?整髪料を使用する際の注意点をご紹介します。
●つけすぎない
整髪料のつけすぎは禁物です。ヘアサロンのスタイリストにアドバイスをいただくなどし、適量を心がけましょう。
●なるべく頭皮に付着しないようにする
整髪料によるトラブルは頭皮に付着することで起こります。髪の毛の表面だけに馴染ませるようにつけましょう。
●整髪料はしっかり落とすが、洗い過ぎには注意
整髪料がついている時間をできるだけ短くし、帰ったらすぐに洗い流してください。また、髪だけでなく頭皮もしっかりと洗いましょう。洗髪前にブラッシングしたり、髪に温かいタオルを巻いて油分やフケなどを浮き出させると、汚れが取れやすくなり、洗いすぎを防げます。
●毛髪や頭皮にやさしい成分でできたものを選ぶ
できるだけ刺激のない、マイルドな成分の整髪料を選びましょう。整髪料を使った日は、頭皮をきれいにするために、頭皮用シャンプーを使うのもおすすめです。