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「化粧水」「乳液」一切ナシ!?『脱保湿剤』とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.12.19
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この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

脱保湿剤とは、使用している保湿剤を一時的に中止して、肌が本来もっている保湿力を取り戻すというものです。最初のうちは、肌がすぐにつっぱるし、ガサガサや痒みがひどくなると思いますが、そこを乗り越えると肌は自ら潤う力を徐々に取り戻します。

保湿剤が肌の調子を悪くすることも

季節の変わり目や、冬の寒い季節などの乾燥が厳しい時期、まるで皮膚炎のように肌が痒くなったり、白く粉をふいたりする人もいらっしゃるかと思います。

男性は特に乾燥が気になる人が多く、症状も見るからに炎症を起こしている人も多いと思います。これはとくにアトピー性皮膚炎の方に多いのですが、病院やクリニックでそんな症状を抑えるために、ワセリンや尿素入りの軟膏などが処方されることがあります。保湿性の高い軟膏状のものを塗り、スキンケアを行うというものです。

しかし、時によりこの保湿剤は、肌に塗っているとベタついたり、余計に痒みが増すという方もいらっしゃいます。そんなときにオススメしたいのが、「脱保湿剤」という方法です。

脱保湿剤をやってみよう

保湿剤は、肌の乾燥を防ぐためのものですが、毎日多量に使い過ぎると、皮膚が本来持っている“自ら潤う力(保湿機能)”が衰退してしまい、保湿剤依存症のようになってしまうとも言われています。

少しでも保湿剤を使わないとガサガサがさらにひどくなってしまい、保湿剤が手放せない状態になるのです。しかしそうなってしまうと、一時的な乾燥は防げても実際には健やかな肌は手に入りません。

脱保湿剤とは、使用している保湿剤を一時的に中止してみるというもの。最初のうちは、肌がすぐにつっぱるし、ガサガサや痒みがひどくなると思いますが、そこを乗り越えると肌は自ら潤う力を徐々に取り戻し、乾燥による痒みやガサガサが少しずつ改善されることがあるのです。

脱保湿剤はこのように、肌の力を取り戻すためのひとつの方法ではありますが、気をつけたいのが脱保湿剤時の生活習慣です。脱保湿剤を実行しているときは、肌もかなりデリケートになっていて、ちょっとした刺激も敏感に反応します。

肌の刺激を与える界面活性剤の入った洗顔料や石鹸、ボディソープなどは、極力使わないようにし、入浴時間は30分以内にしましょう。

また、乾燥が原因でいつもよりも皮剥けなどが気になるかもしれませんが、これも無理に剝いだり、掻きむしったりしないようにしましょう。自然なままに肌を放置しておくと、不必要な角質や皮が剥がれ落ち、新しい皮膚が生まれてきます。

脱保湿剤中は、本当に辛いことの連続だと思います。しかし、諦めずに持続すれば、健やかな肌が手に入るはずです。

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