口内炎は舌にできると厄介
口内炎は、頬の内側や歯茎など、口の中のいろいろな場所にできますが、1番厄介なのは、舌にできる口内炎かもしれません。舌に口内炎ができてしまうと、食事のときに、どうしても食べ物が当たってしまいますし、場所によっては、話をするだけでも痛むことがあるからです。
舌にできる口内炎の種類
口内炎には、「アフタ性口内炎」「カタル性口内炎」「カンジダ性口内炎」など、いろいろな種類があり、舌にはこれらの口内炎が発症する可能性があります。
もっとも多いのは、アフタ性口内炎。赤く縁取られた2~10ミリほどの丸くて白くくぼんだ潰瘍ができるのが特徴です。アフタ性口内炎ができる原因は、睡眠不足やストレス、疲れなどで免疫力が低下していたり、ビタミン不足だったりするときにできやすいようです。
アフタ性口内炎のように、境界線がはっきりしておらず、赤く腫れ上がったり、ザラザラと荒れたり、白くただれたりするのが、「カタル性口内炎」です。舌を噛んでしまったり、火傷をしたりするなどの物理的な刺激や、虫歯や歯周病など、口の中の衛生状態が悪いときなどによく起こります。
そして、舌に白い苔のようなものが点状や粉状に付着するのが「カンジダ性口内炎」で、カンジダ菌が増殖することで起こります。カンジダ菌は、口腔内に棲息する常在菌なので、健康な人であれば、カンジダ性口内炎を発症することは、ほとんどありません。しかし、糖尿病やがんなどを患っている人や抵抗力の弱い妊娠、子供、高齢者などは、発症することがあります。
舌にできた口内炎を治すには?
口内炎の治療では、塗り薬や貼り薬を使うのが一般的ですが、舌の場合は、すぐに取れてしまう可能性があります。また舌に薬をつけると、薬の味に嫌悪感を抱きがちです。
このため、舌の口内炎を治したいときは、殺菌成分入りのうがい薬やマウスウォッシュを使って、口の中を清潔に保つのが良いでしょう。マウスウォッシュを使用する場合はアルコールを含有していない刺激の低いものにすると良いと思います。
ただし、傷がある場合は、殺菌成分が細胞にダメージを与えて、傷の修復を遅らせてしまう可能性があるので、うがい薬などでうがいした後に、水でもう一度うがいをし直すのがオススメです。また、低下している免疫力を高めるために、しっかりと睡眠を取ることも大切です。
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