色落ちを防ぐカラーリング後のシャンプーの注意ポイント
カラーリングの後の色落ちを避けるためには、カラーリングの後のシャンプーにも気を配る必要があります。
特に、カラーリングから24時間以内のシャンプーは避けるべきと一般的には言われます。それは、カラーリングの薬剤の多くが毛髪に定着するのに24時間から48時間の時間を要するからで、カラーリング剤が毛髪に定着する前に、洗い流してしまうとカラーの色持ちが悪くなってしまうという理由があります。
しかし、カラーリングの薬剤もどんどん進化してきていて、美容室によっては当日からシャンプーOKと言われることもあるので、美容師さんと良く相談しましょう。
シャンプーの選び方に注意
洗浄力の高いシャンプーは色落ちを進行させ、頭皮を乾燥させてしまいがちです。
特に、シャンプーの成分表記に、ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸TEA、テトラデセンスルホン酸Na、パレス-3硫酸Na、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Naと書かれたものは要注意です。できればアミノ酸系シャンプーなど頭皮や髪に刺激の低いシャンプーを選びましょう。それでも気になるという人は退色防止剤などが入っているヘアカラー用のシャンプーを使うのがおすすめです。
シャンプー後はドライヤーで素早く乾かす
髪は濡れている時が一番ダメージを受けやすいもの。濡れている状態は、髪を守るキューティクルが剥がれやすく、色が抜けてしまいやすい状態にあります。キューティクルをしっかり守るためにも、洗髪した後はすばやくドライヤーで乾かしましょう。
髪を傷めないためのケアも重要
カラーリングを行った髪はダメージを受けやすい状態です。そのため、カラーリングで負ったダメージをこれ以上進行させないケアをすることも重要です。
トリートメントでのケアをしっかり行う
カラーリングをした後の髪は薬剤の影響でキューティクルが開き、乾燥している状態です。それを補うためにはトリートメントが必須です。補修力や保湿力の高いトリートメントでダメージを受けた髪をいたわりましょう。
髪を修復させる効果を持つ成分はマカデミアナッツ油やローズヒップ油、オリーブ油などです。
3日間は紫外線対策を徹底する
髪は本来、弱酸性ですが、カラーをするとアルカリ性に傾く傾向にあります。アルカリ性から弱酸性に戻るのに約3日かかるため、この3日間でいかに丁寧にケアするかどうかがカラーリングの持ちにかかっていると言われています。
弱酸性に戻る前に刺激を受けるとダメージがより進行し、色が抜けやすくなるだけでなくパサつきなどの原因になるため、特にカラーリングから約3日は特に念入りにケアしていきましょう。
普段から紫外線ダメージには注意したいところですが、カラーリング後は特に紫外線の影響を受けないように気をつけましょう。長時間、外にいなければならない時は帽子をかぶるなどの対策を行うことが重要ですね。また、ダメージを受けた髪は熱にも弱いのでヘアアイロンなどの使いすぎにも十分注意してください。
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