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口臭の原因と改善方法
喋りだすと、なぜか周りの人に少し距離を置かれる、または曇った表情をされる。そんな人は自身の口臭のせいかもしれません。なかなか自分では気づきにくい口臭。そんな口臭の原因や改善方法、予防方法についてドクター監修の記事で説明します。
自分ではなかなか気づきにくい口臭は、他人からも指摘がしづらいもの。だからこそ、自分で気づき、改善しなくてはなりません。実は、口臭は日々の生活を見直すことで改善できますし、医療機関での治療も可能です。今回は、日本国内でも多くの人を悩ませている口臭の原因、改善方法、予防方法を中心に説明していきます。
口臭を起こす原因は?
きちんと歯を磨いている、強く臭うものは食べていないのに口臭がするといった場合には、「生理的口臭」「外因的口臭」「病的口臭」の3種類の口臭が考えられます。種類別に原因と改善方法が異なります。
生理的口臭
生理的口臭は唾液不足による口の渇きが原因で起こります。口が乾くというのは、唾液が不足しているということ。唾液は口内の細菌の働きを抑えてくれる働きがありますので、不足すると口臭の原因となる細菌が活性化し口臭の原因となります。起床時や緊張・ストレスを感じているとき、空腹時、口呼吸によるものなどさまざまです。
改善策としては、口内を潤してあげることです。起床時や空腹時、緊張時の口の渇きは水などを飲むことで大きく改善されます。起床時は、睡眠中に細菌の働きが活性化し、歯垢が溜まっていますので歯磨きも忘れずに。空腹時の口の渇きもきちんと食事を取れば唾液が正常に分泌され、口臭は収まります。
口呼吸が原因の場合は鼻呼吸をするよう心がけるのですが、蓄膿症や鼻炎などで鼻呼吸ができない場合は、早めに医療機関で治療してもらうことをおすすめします。
外因的口臭とは
外因的口臭は生理的口臭と違い、口に入ったもの自体が臭いの原因となります。たとえば、強く臭う食べ物以外では飲酒や喫煙も口臭の原因になります。普段、喫煙をする人は喫煙後にガムを噛んだり、口臭対策用のスプレーをするなどして、お口のエチケットを行いましょう。また、飲酒と喫煙は、長期的に摂取を続けると身体の中に取り込まれた臭いのもとが溜まり、胃から排出されるようになってしまうため、禁酒・禁煙をしてもすぐに解消されない場合があります。長期的な飲酒と喫煙は口臭以外にも病気のもとになります。お酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
病的口臭とは
病的口臭とは、病気によって口臭が起きている状態のことです。原因は口腔内とその他の部分の疾患によるものがあります。
・口腔内疾患によるもの
口内の細菌の栄養源である歯垢や舌苔(舌の表面につく白い苔状のもの)の蓄積は口臭の大きな原因です。歯垢や舌苔が細菌によって分解されることにより、揮発性硫黄化合物という口臭の原因物質がつくられます。改善方法として、歯垢はしっかりと歯磨きをすること、舌苔は舌ブラシなど専用のケア用品を使ってケアすることです。ただ、舌苔は歯垢と違い、取り過ぎは禁物なので注意しましょう。「舌の先の方が少し白っぽく、後ろの方が白い」くらいの状態は正常です。歯ブラシでゴシゴシ取ろうとしてしまうと、舌の表面を傷つけてしまう恐れがありますので、歯科医院などで処置をしてもらうのもおすすめです。
・耳鼻咽喉疾患や内臓疾患
蓄膿症や慢性鼻炎、慢性気管支炎などの耳鼻咽喉疾患や胃潰瘍・肝炎・糖尿病などの内臓疾患が原因で起こります。歯を磨くなどのケアでは改善することができず、医療機関による治療で病気を治す必要があります。
また、耳鼻咽喉疾患や内臓疾患が原因の口臭は、薬品臭かったり甘ったるい臭い、ものが腐って酸っぱくなったような臭いなど、他の口臭と違った臭いがあり、さらに自分では気付きにくいのが特徴です。何かのきっかけでこのような口臭に気づいたときは、すぐに医療機関を受診しましょう。
口臭の予防方法
病的口臭のような場合を除き、普段の生活で口臭を予防する方法はいくつかあります。それは、普段からしっかり水分を摂ることや、長期間での飲酒やタバコを避けるなど、これらを意識して習慣づけることです。舌苔を改善するためのケアも重要です。舌ブラシ専用のケア用品は手軽に買えるものが多いので、使用上の注意を守りながら使いましょう。歯垢や虫歯なども口臭の原因になるので、口腔内をよりよい状態にしておくためにも、歯科医院できちんと治療をしましょう。
口臭は、そのままにしておくと自分や他人に悪影響を及ぼします。口臭に気づいたら、考えられる原因を特定し、まずはできることから改善していきましょう。最近は、口臭を専門に扱う口臭外来が増えてきています。口臭の専門医に検査を行ってもらい、口臭の原因を突き止めることが可能です。病院での治療が必要な場合もあるので、後回しにせずきちんと医療機関を受診しましょう。
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