口臭の改善対策(12)寝起きによる口臭
更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/02
寝起きの口臭が強い理由は?
起床直後の口臭は、「モーニングブレス」とも言われ、1日の中で、もっとも強い口臭です。では、なぜ目覚めたときは、口臭が強くなってしまうのでしょうか?その秘密は、唾液の分泌量にあります。
私たちの口の中は、唾液によって汚れが洗い流されたり、殺菌されたりすることで、口臭が抑えられています。しかし寝ているときは、唾液の分泌量が低下し、口の中に細菌が増えて、口臭の原因物質がたくさんつくられてしまいます。このため、朝起きたばかりのときは、誰でも口臭が強くなってしまうのです。
寝起きの口臭対策とは?
モーニングブレスは生理現象なので、完全になくすことはできません。でも、日々のケアで、臭いを軽減することは可能です。目覚めたときの口臭を改善する方法をご紹介していきましょう。
しっかり歯を磨いてから寝る
寝る前の歯磨きが不十分だと、寝ている間に細菌が繁殖し、起床直後の口臭が強くなります。就寝前は、歯を1本1本磨くつもりで、時間をかけて、念入りに歯磨きをしましょう。また、歯と歯の間に付着している汚れは、歯ブラシでは落としきることができません。ブラッシングのあとに、デンタルフロスを利用することも大切です。
舌苔の除去
舌に表面に「舌苔」が付着していると、口臭の原因になります。舌苔とは、口の中の細菌や、新陳代謝によってはがれ落ちた口の中の上皮細胞などが、舌に付着して苔のようになったもののこと。
健康な人でも、舌苔は多少付着しているものなので完全に取り除く必要はありません。びっしりと舌苔がついているなら、1日に1回、舌を掃除するようにしましょう。ただし、舌はとてもやわかい粘膜でできているので、ゴシゴシ磨くのはNGです。舌ブラシややわらかい歯ブラシを使って、やさしく汚れを落とすだけに留めましょう。
鼻呼吸をする
寝ているときに口呼吸をしていると、口の中が乾燥して起床時の口臭が強くなります。目覚めたときに口の中が乾いているという人は、口を開けて寝ている可能性があるので注意しましょう。睡眠中の口呼吸対策には、マスクを着用したり、市販の「マウステープ」などを使うのがオススメです。
朝食の習慣を励行する
唾液は、舌下腺、顎下腺、耳下腺から分泌してきます。良く咀嚼をすると、唾液の分泌が促されるので、朝食をしっかりと取る習慣が大切です。
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