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口臭の改善対策(8)肝臓からくる口臭

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.15
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

肝臓には食べ物などに含まれる臭い物質を分解する働きがあるので、肝機能の低下は口臭につながります。そこで今回は、肝臓からくる口臭を改善するために食事や生活習慣で気をつけたいことをご紹介します。

口臭と肝臓の関係

肝臓には、体の毒素を分解して無毒にする働きがあり、食べ物などに含まれる臭い物質も分解しています。このため、肝臓の働きが低下してくると、臭い物質が分解しきれず、血液に取り込まれてしまいます。

そして、臭い物質を含んだ血液が全身をめぐり、肺にまで到達すると、呼吸と共に口臭として、体の外へ排出されるようになるのです。肝臓に問題がある場合の口臭は、俗に「ネズミ臭」と言われ、ドブやカビに似た臭いがするそうです。また、口の中も苦く感じられると言われています。

お酒と上手につき合おう

肝臓からくる口臭を改善するためには、食生活や生活習慣を改善して、肝臓への負担を減らすことが大切です。

特にお酒を飲み過ぎは肝臓に大きな負担を与えるので、お酒との上手なつき合い方を身につけましょう。ポイントは「自分の適量を知ること」、「ゆっくりしたペースで飲むこと」、「空腹状態でお酒を飲まずに食事やおつまみと一緒に楽しむこと」、「週に2日はお酒を飲まない休肝日をもうけること」です。

肝臓を守るために摂りたい食品、避けたい食事

肝臓や肝臓内で働く酵素は、タンパク質でできています。そのため、肝機能の回復にはタンパク質が欠かせません。

肉や魚、乳製品、卵、大豆製品などの良質なタンパク質を積極的に摂るようにしましょう。また、ビタミンやミネラルには、肝臓の機能を高める効果がありますから、緑黄色野菜や海藻なども十分に摂りましょう。

逆に加工食品には、着色料や防腐剤などの添加物が多く含まれているので、解毒をする肝臓に負担がかかります。肝臓を守るためには控えるようにしましょう。

肝臓は食事の後にフル稼働します。このとき立ったり、座ったりしているよりも、横になっている方が、肝臓に流れる血液の量が増えるので、肝臓での解毒や代謝がスムーズに行えます。職場でのランチタイムや外食のときは難しいかもしれませんが、自宅で食事をとるときなど、可能であれば食後は20分〜30分くらい横になるのがオススメです。

 

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