面積が広い頬が乾燥してカサついていると、顔の印象に大きく影響してしまいます。しかし、どうして頬が乾燥してしまうのでしょうか。今回は、その主な原因をご紹介していきます。
乾燥しやすいデリケートな頬
意外に感じるかもしれませんが、頬は顔の中でも、まぶたに並んでデリケートな部位です。というのも、頬には、皮脂腺があまりないため、肌を天然のクリームのようにコーティングして守ってくれる「皮脂膜」が十分につくられないからです。
洗顔のとき、頬をゴシゴシこすったりしていませんか。実は、頬を乾燥させる大きな原因となるのが、このような間違った洗顔方法です。
デリケートな頬の皮膚は、摩擦に弱いため、何度もこすると、肌表面にある「角質層」がダメージを受けてしまいます。角質層とは、外部からの異物の侵入や肌内部の水分の蒸散を防ぐバリアとなる層の事です。そのバリア機能が衰えると、肌はますます乾燥しやすくなってしまいます。
また、男性向けの洗顔料というと、メントール配合やスクラブ入り洗顔など、洗浄力や刺激が強いものをよく見かけます。しかし、強すぎる洗顔料を使うと、角質層の保湿成分まで洗い流してしまうことがあり、それもまた、肌の乾燥を加速させる原因になります。
頬の乾燥が進むと、キメが乱れて毛穴の開きが悪化したり、炎症を起こして頬の赤みが目立つようになったりすることもあります。
頬の乾燥を招く原因と予防するための方法
顔の乾燥には、「季節的な乾燥」と「慢性的な乾燥」の2種類があります。
季節的な乾燥
空気が乾燥しやすい季節にだけ起こる乾燥のことで、空気の乾燥によって、肌の水分が蒸散してしまうことが原因です。部屋の湿度は、40〜60%が理想的とされているので、乾燥する時期は、加湿器を使うなど、部屋の湿度に気をつけましょう。
慢性的な乾燥
乱れた生活習慣や、肌に合わないスキンケアなどのダメージが積み重なって起こる乾燥です。乾燥を招く生活習慣には、睡眠不足や栄養バランスの偏った食習慣、暖房、ストレス、タバコなどがあります。
乾燥を加速させる間違ったスキンケア方法
洗顔の際に直接シャワーを顔に当てたり、熱いお湯で洗ったり、洗顔後にタオルでゴシゴシこすったり、化粧水だけで保湿ケアを済ませたりするのも、頬の乾燥を加速させる原因になります。思い当たるものがある人は、今すぐ改善しましょう。
頬の乾燥を防ぐためには、指で肌をこするのではなく、しっかりと泡立てた泡で、やさしく汚れを浮かすようにして洗うことが大切です。また、洗い流すときも、人肌程度のぬるま湯を使って、やさしくていねいに洗い流しましょう。洗顔料は、余分なものが入っていないシンプルな石けんを使うのがおすすめです。そして洗顔後は、化粧水はもちろん、美容液や乳液も使って、しっかりと保湿ケアを行いましょう。
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