内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
水いぼとは
水いぼ(伝染性軟属腫)は子どもが発症しやすい皮膚病です。大人も感染することがありますが、現れる症状は子どもと同じ。直径2~5mmのいぼが身体のいたるところに発症します。特別な治療をしなくても自然治癒で治るところが特徴です。
具体的な症状は?
水いぼの正式名称は「伝染性軟属種」といい、「ポックスウイルス」が病原菌。良性疾患のウイルス感染症のひとつで、子どもが発症しやすい皮膚病です。
はじめは小さなブツブツが発症し、しだいに直径2~5㎜ほどの大きさに。中央が少しくぼんで艶のあるイボになるところが特徴です。このイボを潰すと中から白い芯のようなものが出てきます。
その白い芯の中にウイルスが含まれていて、他の皮膚に触れると感染し、新たな水いぼが発症します。顔や手足など身体のいたるところに発症しますが基本的に痛みはありません。しかし脇や股など、蒸れやすい部分に発症すると痒みを伴うことがあります。
感染経路
水いぼは乳児から成人した大人にまで発症します。子どもの主な感染経路は、プールなどの公共施設。水から直接感染することはありませんが、ビート板やタオルを介して感染し、また、皮膚と皮膚が直接触れることでも感染します。大人であれば性行為が原因で水むしを招くことがあります。
治療法
水いぼは特別な治療をせずとも、自然治癒によって改善するといわれています。これは1~2年程度で身体の中に水いぼの抗体ができるから。しかし、水いぼ周辺の皮膚に発疹が起こるので痒みに悩まされることがあります。また、掻きむしることでイボが破け、ウイルスが拡散する可能性も考えられます。
水いぼを早めに治療したい場合は、皮膚科を受診することをオススメします。主に下記の治療法が施されるでしょう。
●ピンセットで摘出する
ピンセットを使用し、いぼの中にある芯をひとつひとつ取り除きます。激しい痛みを伴う場合もありますが、すぐに治り、跡が残りにくいところが長所。痛みを和らげるために、「ペンレス」や「ユーパッチ」などの麻酔テープを併用することもあります。
●液体窒素で冷凍手術する
冷たい液体窒素を使用して、水いぼが感染した細胞を凍結させて治療します。細胞を壊死させることで新たな皮膚が再生し、いぼの芯を徐々に肌表面に押し上げ治療します。治療後は、患部が腫れる場合もありますが、数日間経過するときれいに治ることがあります。
●ヨクイニンを内服する
ヨクイニンは漢方に配合される生薬のひとつで、身体の免疫力を高める抗ウイルス作用があるといわれています。痛みがまったくないところが特徴で、2~3ヵ月にかけて内服。効果が現れる人と現れない人がいる点がデメリットです。
オススメ記事
-
人にはなかなか聞けない。見張りいぼといぼ痔の違い
いぼができる痔といえば、「いぼ痔」がありますが、それとは別に、「見張りいぼ」といういぼもあります。そこで今回は、いぼ痔と見張りいぼがどう違うのかをご紹介していきます。
-
ホクロと間違われがちな黒いイボとは?
ホクロに似た黒いイボは、様々あります。ホクロと同様、健康に影響がない良性腫瘍もあれば、放っておくと危険な悪性腫瘍もあります。ホクロだと思っていても、少しでもおかしいな、と思ったら、皮膚科の診療を受けたほうがよいでしょう。
-
なぜ顔にイボができるのか
イボは手や足にできやすいものですが、顔にもできてしまうイボもあります。顔にできるイボには主に3種類あり、ウイルス性の「尋常性疣贅」と「扁平疣贅」、加齢による「老人性疣贅」があります。
-
足の指が痛い。それは魚の目によるものかも
足の指にできて、歩くときに痛みをともなう皮膚トラブルといえば「魚の目(ウオノメ)」がありますが、間違えやすい症状に「いぼ」もあるので、注意が必要です。そこで今回は、魚の目の対処法やいぼとの見分け方をご紹介していきます。
-
いぼがうつらないようにするには?正しい予防の知識
いぼには、いくつか種類がありますが、中でももっとも多いのがウイルス感染によって起こるウイルス性疣贅です。今回は、このウイルス性疣贅の感染経路や、感染を予防する方法をご紹介していきます。
-
症状が似ている。魚の目とタコの違いとは?
足の指や指の付け根の皮膚が硬く、厚くなることを「魚の目」や「タコ」といいますが、この2つは、何が違うのでしょうか?今回は、症状が似ている魚の目とタコの違いをご紹介していきます。
-
自宅でできるイボの治し方
薬局やドラッグストアで買うことのできるイボの外用薬には、「サリチル酸」が主成分として配合されています。サリチル酸には皮膚の角質を柔らかくする角質軟化作用があります。薬の使い方と注意点を説明します。
-
イボの感染ルートを知って対策しよう
ヒトパピローマウイルスは、人以外の動物や植物から感染することはなく、人から人へ感染します。イボができている人の皮膚の表面の角質が剥がれ落ち、それを触ってしまうことでヒトパピローマウイルスに感染してしまうのです。
スキンケア基礎講座
- ED
- ED
- うつ・ストレス・不眠
- ダイエット
- ニュース
- インタビュー
- トピックス
- メンズライフコンテンツ
- ヒゲ
- ヒゲ剃り
- ヒゲ剃りアイテム
- メンズライフ
- タイアップ一覧
- タイアップ一覧
- ワキガ・体臭・ニオイ
- 包茎
- 審美歯科
- 早漏
- 汗の悩み
- 多汗症
- 男のスキンケア講座
- シャンプー
- メンズコスメの基本
- 保湿
- 洗顔
- 紫外線対策(UV対策)
- 男の美容悩み
- 男の肌トラブル
- 美容整形
- 肌タイプ
- 脱毛
- 頭皮ケア
- 髪の悩み
- 髪をつくる
- 髪を生やす