毛には生え変わりの周期がある
人間は全身に500万本もの毛があるといわれています。しかしそのすべてが皮膚表面に出ているわけではありません。
すべての毛には「成長期」「退行期」「休止期」という、成長と脱毛をくりかえすサイクルがあり、一定の周期で常に生え変わっています。これを「毛周期」と言います。
「成長期」とは、毛根の深部にある毛母細胞が分裂してできた新しい毛が成長を続けているときを指します。成長するに従って、皮膚の表面に出てきます。「退行期」とは、毛母細胞が分裂しなくなって毛の成長が止まり、抜け落ちるまでの期間を指します。「休止期」は、毛が抜け落ちて次の毛の成長が始まるまでの期間のことです。ちなみに毛周期のサイクルは、部位ごと、人ごと、また年齢によって異なります。
このように毛は絶えず生え変わっており、毛母細胞がある限りいくら抜いても毛は生えてきます。「脱毛」とは、この毛母細胞を破壊して毛が生えてこないようにすることを指します。
脱毛の仕組み
では、どのように毛母細胞を破壊するのでしょう?現在主流となっているのはレーザーや光による方法です。レーザーや光は波長の長さを調整するなどで、特定の色に反応させることができます。脱毛処置は、黒い色に反応する単一の波長の光を増幅させて皮膚に照射、皮下の黒い毛に熱を吸収させ、毛母細胞を破壊するという仕組みになっています。
もうひとつ熱で毛母細胞を破壊する方法としては針脱毛があります。毛穴に細い針を刺して、毛根に直接熱を加えるという方法です。
ここで覚えておきたいのは、これら脱毛の処置は「成長期」の毛にしか効果がないということです。施術は黒い色(針脱毛の場合は毛根そのもの)に対して行うため、皮下に黒い色や毛がない状態ではレーザーや光が反応しないため意味がないのです。
成長期にある毛は部位や人によって異なりますが、おおよそ全体の毛の90~95%は「退行期」と「休止期」の状態であると言われています。つまり1回の施術で除去することは不可能で、毛周期に合わせてくりかえし処置を行わないと完全に脱毛することはできません。脱毛には時間がかかると認識して臨みましょう。
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