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脱毛と除毛の違い

更新日:2016.12.09
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
銀座禅クリニック 院長 コッツフォード 良枝

ムダ毛の処理で「脱毛」とともによく出てくる言葉が「除毛」。「脱毛」と「除毛」、ムダ毛を処理するという目的は同じでも、方法は違います。どのように違うのかを、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

脱毛とは

脱毛は、毛を毛根から取り除くことです。自己処理する方法と、エステやクリニックなどの施設で処理してもらう方法の二つがあります。

毛抜き、ピンセット、ワックス、家庭用脱毛器を使って毛を抜く自己処理方法は、自宅でお手軽にできます。しかし、毛穴が開いたり、炎症による色素沈着すなど、トラブルを起こす危険があります。

施設で行う場合ですが、エステでは光脱毛とニードル脱毛、クリニックでは医療レーザー脱毛を行います。いずれも熱で毛根の細胞を破壊し、ムダ毛を処理します。破壊された毛根からは、毛が生えてこなくなるため、長時間の効果が期待できます。

どちらも皮膚深部の毛根からの処理なので、多少の痛みを伴うことがあります。

除毛とは

除毛とは、肌の表面に出ている毛を取り除くことです。カミソリやシェーバーで剃る方法と、クリームなどの除毛剤を使う方法があります。

カミソリやシェーバーで剃ると、剃った直後は肌から毛がなくなります。しかし、すぐにまた生えてきてしまい、頻繁に処理が必要です。また、カミソリ負けなど、肌を傷める危険性もあります。

除毛剤には「除毛クリーム」や「脱毛クリーム」などの呼称があります。「脱毛クリーム」は名前に「脱毛」とついているだけで「脱毛」の作用はありません。肌の表面の毛だけで毛根には作用しないので、「脱毛クリーム」=「除毛クリーム」と言えます。

除毛クリームは、肌表面の毛を溶かして除毛します。除毛クリームには「チオグリコール酸カルシウム」という成分が含まれています。アルカリ性で、毛の主成分のタンパク質を溶かす働きがあります。水酸化カルシウムなどのアルカリ剤を配合し、チオグリコール酸カルシウムの働きを強めているものもあります。

除毛剤での処理は、剃るよりも、次に生えてくるまでの時間が長くなります。しかし、タンパク質を溶かす性質があるので、毛だけでなく、肌のタンパク質にも作用してしまう可能性も。使用中にヒリヒリしたり、肌トラブルを起こす危険もあります。

除毛は、脱毛よりも痛みが少なく、自宅で簡単に行なえます。お金もそれほどかかりません。ただ、表面上を処理するだけなので、長期の効果は期待できません。

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